広報誌かわらんべ第147号に掲載

■第17回 堰が消える? 三日町頭首工(みっかまち とうしゅこう)

天竜川本川ではここだけの「ゴム引布製起伏堰」

「みのわ天竜公園」のすぐ下流の三日町頭首工は昭和32年に完成した取水堰で、それまでの箕輪町から伊那市にあった17の井堰を統合し完成して以来、天竜川両岸の大地を潤してきました。しかしこの固定堰は洪水時に上流の水位を上げるため治水上の問題がありました。そこで新しい頭首工では安全性・経済性を考えゴム製の可動堰が採用されました。この可動堰は、かんがい期間中は膨らんだ状態で取水し、洪水時と非かんがい期には倒れた状態で水を安全に流します。

川の水をせき上げた状態(H12年:事業パンフより)

可動堰を倒した状態(H24年10月撮影)

安全性が高く操作が簡単、また経済的で景観的にも優れたこの堰は、両岸に魚道を配置し、魚たち生物にもやさしい存在です。