広報誌かわらんべ 129号掲載分

■第10回 ホタル飛び交う松尾峡

天竜川の水が育む松尾峡のホタル

梅雨の6月の夜、天竜川河畔は幻想的な光の明滅に包まれます。ここは、長野県の天然記念物、環境省の「ふるさといきものの里」であり、国内屈指のゲンジボタル発生地として有名な辰野町の松尾峡です。今年6月中旬の発生最盛期には4千匹を超えるホタルが夜空を舞い、町をあげての盛大な「信州辰野ホタル祭り」も同時期に開催されました。

飛翔するホタルの光跡(写真提供:辰野町観光協会)

これだけのホタルの乱舞には、発生環境を維持する管理が欠かせません。地元の小中学校や辰野高校生物クラブOBによる「ホタルを守る会」や青年会なども参加し、ホタルの保護育成・環境整備活動は町を象徴する取り組みとなっています。
このホタル水路、実は【天竜川の水】を主体に清水を加えて流しています。ここのホタルも天竜川の生物の一員なんですね。

ホタル水路の管理
(写真提供:辰野町観光協会)