広報誌かわらんべ 124号掲載分

釜口水門

諏訪湖の出口は天竜川の出発点です。ここには釜口水門があって諏訪湖の水位と天竜川への流量を調整しています。初代の水門は77年前の昭和11年に完成し、現在の水門は昭和63年から運用が始まった2代目です。

釜口水門と背後にそびえる冬の八ヶ岳連峰

水門の歴史を語る「水の資料室」や、湖岸の公園は多くの人で賑わいます。水門の両端には舟通しと魚道があって、漁船や水生生物の往来が確保されています。

遠州灘まで続く天竜川の出発点 

かつて水門付近には弁天島という中州があって、風光明媚な景観は葛飾北斎の「富嶽三十六景」にも描かれたほどです。
明治~大正の詩人 与謝野晶子は「諏訪の湖(うみ) 天龍となる釜口の 水しづかなり 絹のごとくに」と当時の情景を詠んでいます。

水門北側に建つ歌碑

水門が建設される以前の“絹のような流れ”を想像して水門から天竜川や諏訪湖の眺めを楽しむのも趣があります。