広報誌かわらんべ 119号掲載分

八ヶ岳連峰・竜源橋(りゅうげんばし)

天竜川の始まりは諏訪湖ですが、その諏訪湖を潤す最初の1滴はどこにあるのでしょうか? 八ヶ岳連峰の地図を広げていると稜線付近に気になる地名を見つけました。その名は「竜源橋」。竜の源の一滴が流れ出ることを示しているのでしょうか? 夏の終わりが近づく9月、天竜川の源流探しに行ってきました。

高山の空気に包まれた竜源橋では、コケにおおわれた斜面から水が渾々(こんこん)と湧き出していました。水温は夏でも5℃以下。手ですくってみると空気 のように透明で、刺さるような冷たさです。水中には生きもの姿は少ないですが、川底には「高山帯の象徴」ミネトワダカワゲラがすんでいました。

ミネトワダカワゲラ

ここから始まる天竜川の長い旅を連載していきます。

(かわらんべスタッフ 久保田 憲昭)