【300年目の6/20に講座を開催しました】


今村理則さんの「川路の水害」の講演


清水一博さんの「水防組合の取組」の講演


吉川武夫さんの「治水の恩恵」の講演


休憩時間には特別展示も賑わいました


関島誉夫さんから「大エノキ」の伝承を聞く


今村理則さんから「正清寺」の伝承を聞く


「夜泣き石」で犠牲者の霊に手を合わせました

江戸時代の大洪水【未満水】は、300年前の正徳5年6月18日の豪雨によって伊那谷各地で水害が発生し、同20日には野底川で土石流を引き起こしました。それからちょうど300年目に当たるこの日、当時から伝わる災害のことや、その後の水害と闘った地域の歴史を、地域の方の語りと現地見学から学ぶ災害伝承の講座を開催しました。
■日時:6月20日(土)9:00~12:00
■場所:かわらんべ、現地見学(大榎・正清寺跡、夜泣き石)
■主催:川路水害予防組合、川路まちづくり委員会、かわらんべ
■参加者:41名
 会場には三六災害を体験された地域の方も多く来場され、前半の座学ではメモを取りながら聴講する小学生の姿もありました。地域で実際に水害を体験され、減災のために活動された講師の皆さんのお話には説得力があり、同じ体験を持つみなさんにとっても、改めて水害の歴史を振り返る良い機会となったようです。 
 後半の現地見学では、満水の水位指標となった川路の「大エノキ」と「正清寺石段」の痕跡を前に、先祖からの言い伝えと、三六災害や五八災害の時の状況を交えて地元の災害体験者からお話をお聞きしました。
 土石流災害の伝説が残る上郷の「夜泣き石」では、土石流が運んだ石の巨大さに驚き、伝承の意味を噛みしめつつ300年前の災害で犠牲になった方々の霊を弔うため手を合わせました。
 自然災害はいつか必ず起きます。言い伝えで残る過去の災害教訓とは、先祖が発した減災へのメッセージと受け止め、災害への備えをし、次世代へメッセージをつないで行くことの大切さを、300年前の災害から学んだ講座でした。