全長 約55cm

かわらんべの近くの樹上に白っぽくて大きな鳥が止まっている姿をみつけました。その名前はノスリ。オオタカやトビなどと同じ猛禽類ですが、写真のように丸みのある体つきなので、かわいらしい印象を受けます。腹部にみられる茶色の帯も腹巻をしているようで愛嬌があります。飛んでいる姿は安定感があり、上空を旋回しているところなど堂々たるものです。日本でも繁殖・越冬する留鳥ですが、かわらんべでは冬によく見つかります。そのわけはノスリのたべもの。猛禽と呼ばれるだけあって、昆虫や両生類、爬虫類、小型のほ乳類などを捕えて食べますが、冬はモグラの仲間がメインになります。モグラは畑や河川敷などの肥沃な土地の地下にいるので、なかなか見られません。ところが、冬になると植物が枯れるので、モグラがいることが地表の動きからよくわかります。ノスリは高い木の上からその動きを監視しているようです。驚かさなければ長い間止まっているので、双眼鏡で観察するのにもってこいの野鳥です。

(かわらんべスタッフ 柳生 将之)