体長 約3.5cm

大きな水生昆虫でゲンゴロウとよく間違われます。ガムシの仲間には陸上で生活する種類もおり、ゲンゴロウの仲間よりも水中生活に適していないようです。特に後足は細毛が密生するゲンゴロウほど特殊化しておらず、足の動きも左右交互にしかなりません。そのため、体を小刻みに震わせながら早く歩くといった感じに泳ぎます。また、魚などの肉食であるゲンゴロウに対して、ガムシは水生植物を中心とした雑食という違いもあります。ガムシを漢字で書くと、「牙虫」だそうです。これは腹面中央に一本の尖った突起があり、これを獣の牙に例えたようです。ただし、牙の働きについてはよくわかっていません。日本全国に分布しますが、近年では激減し、長野県でも準絶滅危惧種に指定されています。池沼などすみ場所の減少や夜間の灯火に集まる習性が減少の要因のようです。9月14日に水辺の楽校いいだ(川路)の池で捕獲しました。

(かわらんべスタッフ 柳生 将之)