体長 約5cm

シロスジカミキリは日本最大級のカミキリムシで、クヌギやコナラなどの雑木林に住んでいます。しかし、近年ではむしろ河川沿いでよく見つかります。その理由は林の変化にあるようです。シロスジカミキリのメスは、クヌギやコナラなど広葉樹の根元からそれほど高くない位置(約2m以内)に卵を産みます。産卵される木のほとんどは、幹が細い(直径15cm程度)そうです。木の内部に侵入した幼虫は、穿孔しながら木の養分を摂取して、3年くらい生活します。かつて、薪炭林として利用されていた雑木林は、シロスジカミキリの産卵に適した細い木ばかりでしたが、放置された現在は幹が太くなってしまったようです。一方、天竜川などでは河道の固定によって、河原の景色が礫から草地、樹林へと変化しています。特にタチヤナギなどはシロスジカミキリの産卵に適しているのか、いたるところに加害されたキズがあります。また、そのキズからでる樹液を目当てに、クワガタなども集まるようです。

(かわらんべスタッフ 柳生 将之)