体長 約4cm

黄色い翅と長い触角が特徴のキバネツノトンボは、アミメカゲロウの仲間。トンボよりもアリジゴク(ウスバカゲロウ)に近いグループです。大きな目をもち、全身が毛におおわれた姿は一度見たら忘れられません。5月14日のかわらんべ講座「天龍峡ムシ探検」では、天竜川を見下ろす草原で飛び交う姿がみられました。飛んでいるのはオスが多く、メスを探すために飛ぶそうです。見た目に似合わず飛翔が巧みで、速度や方向を自由に変化させます。また、近くを飛ぶときには、ぶーんという大きな羽音がします。ただし、生息環境が丈の長い植物の生える乾燥した草原に限られること、よく晴れた日の日中によく飛び、日が陰ると飛ばなくなること、成虫期間が一カ月ほどと短いことから、いつでもどこでもみられるわけではないようです。このことから、今の季節、春から初夏を代表する昆虫のひとつといえるのではないでしょうか。

(かわらんべスタッフ 柳生 将之)