広報誌かわらんべ 132号掲載分

 

産卵期の近づいたアユが下流に下る性質を利用して、竹のスノコを川底に設置して魚をとる方法を簗(ヤナ)漁と言います。昔は天竜川の各地で行われたこの漁も、今では中川村のここだけになってしまいました。伝統漁法を将来へと願う会の活動について事務局にうかがいました。


伊那谷唯一の中川の簗(ヤナ)

24年前に会が発足し、現在は26名の会員が活動しています。今では伊那谷で唯一のヤナとして、秋の落ちアユの時期にヤナを設置し、漁を通じて昔ながらの天竜川の風情を楽しんでいます。

天竜川のバロメーター

年によって獲れる魚の種類や数が違っていて、それを知ることができる天竜川のバロメーターのような存在です。また、最近は外来魚が多く獲れますが、ヤナは外来魚の駆除の役割も担います。

体験活動や環境整備も

会では体験活動や環境整備にも取り組んでいます。昨年は保育園児たちにヤナ漁を体験いただきました。みなさんも、ぜひ体験してみて下さい。
(詳細はホームページで http://tenryu-yana.com/index.html

伝統の継承と地域発展を目指して

昔はヤナが白く見えるぐらいアユが獲れましたが、最近はアユなど魚類全般が少ないようです。昔遊んだ親しみのある天竜川に戻って、魚も多くなれば地域も活性化し、ヤナ漁も長く受け継がれることでしょう。そんな願いを込めて活動しています。