広報誌かわらんべ 120号掲載分

沖野 外輝夫(おきの ときお)さん

今回登場いただく沖野外輝夫先生(信州大学名誉教授・理学博士)は、信州大学理学部教授を長く務められ、諏訪湖・天竜川を中心に水質や生態系の研究によって、水環境と生き物の様々な関係を解き明かした「天竜川博士」です。

写真:かわらんべ講座(天竜川の水質しらべ)より

昭和48年に諏訪湖畔の信州大学理学部附属諏訪臨湖実験所に赴任し、それ以来家族共々諏訪に住んで40年になりました。諏訪に来てすぐに天竜川沿いを天龍村まで車で下りました。目的は私の研究範囲を決めるためでした。当時の天竜川左岸道路は狭く、頼りなかったことを憶えています。その結果、私の研究範囲は諏訪湖の釜口水門より上流、諏訪湖集水域となりました。諏訪湖集水域生態系研究です。それでも最初の天竜川下りが忘れられず、天竜川の水質や水生生物の調査を地元の人たちと一緒に続けてきました。

「語りつぐ天竜川52 天竜川水系の水質-「泳げる諏訪湖・水遊びのできる天竜川」を目指して」や「諏訪湖・天竜川健康診断」はその調査結果を紹介したものです。現在は、中部地方の「ダム等管理フォローアップ委員会」委員や「天竜川(上流)河川水辺の国勢調査」アドバイザーとして天竜川に関わっています。ところで、天竜川の流域を地図でなぞると諏訪湖を目とする龍の形が浮かび上がります。ご存知でしたか?