日時 令和4年4月16日(土) 9:00~10:30
講師 村松 武さん(飯田市美術博物館)
参加人数 43名(運営協力員を含む)

みんな同じに見えるけど
じつは種類が豊富な天竜川の石。
石の種類と、そのでき方を知って
伊那谷の大地のヒミツを知りました。
海の生き物が石になり
山の上から流れてくるなんて
なんて壮大な物語なんでしょう。

正面の天竜川の河原が会場です。天竜川が運んできた石は、伊那谷全体の地質を知ることができます。特に伊那谷でも下流側に位置するこのかわらんべ付近は様々な岩石が集まる場所です。
たくさんある石の中から目当ての種類をさがします。同じように見える石でも色や質感がずいぶん違います。最初は分かりやすい花崗岩さがし。花崗岩は伊那谷の西側を広く覆っているおなじみの岩石です。
次は伊那谷の東側の岩石。白い水玉模様のある緑っぽいマイロナイトですが、これは花崗岩が変化したものがそうです。地中の熱や圧力で岩石は別のもの姿を変えることも知りました。
夢中で探しているとこんな姿になります。宝探しのような感覚でしょうか?目当ての種類が見つかると嬉しくなります。
目当ての種類以外にもいろんな石が持ち込まれてきます。先生も判別に大忙し。天竜川というのは石の種類が豊富なことが、この様子からも分かります。
花崗岩・片麻岩・マイロナイト・泥岩・チャート・砂岩・緑色岩をコンプリートした親子が、石の表面についていたカワゲラの羽化殻と成虫を発見。ちなみにカワゲラは英名でStone fly。 石との関わりの深い生き物です。
伊那谷の中央構造線の東側にある岩石は海に関連するのが特徴で、プランクトンなどの生き物が積もったもの、泥や砂が固まったものなど。石とは無縁のような材料ですが、長い時間によって石になることを知りました。
海の材料でできた石が押し上げられて山になり、山を削った川が下流へ石を運び、やがて海に戻る循環のサイクルが岩石にもあるようです。なるほど!
集めた7種類の石は持ち帰って種類の名前ラベルを貼って特徴をよく覚えてください。次回は先生に教えてもらわなくても見分けができるようになれば天竜川の石さがしが もっと楽しくなります。