日時 令和3年10月30日(土) 9:00~11:00
講師 かわらんべスタッフ
参加人数 21名(運営協力員を含む)

60年前の三六災害や約300年前の未満水の時
かわらんべ周辺では
天竜川の水があふれて広がりました。
その水がどこまで広がったのか歩いて確かめ
あわせて、ハザードマップの浸水想定範囲や
指定避難所も歩いて確認しました。
「防災ウォーキング」という新しいプログラムを
親子で体験いただきました。

出発点では普段の天竜川の水の位置を頭に入れておきます。そしてこの場所の特徴である、上流側の川幅は広いのに下流側の天龍峡はすごく狭くなる様子を観察。狭いところは狭窄部(きょうさくぶ)をと言い、増水時に水があふれる原因になることを紹介しました。

かわらんべ正面の三六災害の最高水位標のことはみんな知っていました。でも治水対策事業によってその水位よりこの堤防の方が高くなっていることは知らなかったようです。約20年前、ここから広がる平らな土地は三六災害同等の増水でも浸水しない場所になりました。

三六災害の時の水の深さは把握できました。次は、あふれた水が広がった範囲です。かわらんべのすぐ近くにある井戸下の湧き水。ここは未満水の時のはん濫範囲の目安になっている場所です。「こんな湧き水があるなんて知らなかった」という人が多かったです。

「大洪水の目印」として、今回の講座の目的地にしていた大エノキ(殿村遺跡 ・大荒神の塚古墳)に着きました。かつての樹齢400年の大木は枯れてしまいましたが二代目エノキが育っていました。大洪水の時、イカダをつないだとか、ここまで水がついたという目安になったシンボルツリーです。

対岸の龍江地区で三六災害を経験された協力員さんから当時の雨の様子や天竜川の水があふれる様子を聞きました。川路小・中学校の旧校舎が次第に水に浸かる様子を生々しく語ってくれました。経験者の言葉には重みがあります。

次に洪水ハザードマップをみんなに配り、1000年に一回の大雨が降った場合の洪水の範囲を探して歩きました。マップを頼りに、はん濫の範囲から抜け出そうと、高台に向かって歩いています。

ここがマップが示す大洪水の水辺の位置です。この高さから下がすべて水に浸かると考えるだけで恐ろしいことです。1000年に一度の大雨なんて来るか来ないか解りませんが、最近はとんでもない量の雨が短時間で降る時代です。心構えだけは常に必要です。

こんな大洪水の時は早めの避難しかありません。近くの避難所をマップで探し、指定避難施設の川路小学校を目ざして坂道を登っています。良い運動になります。

指定避難施設の川路小学校に到着。ここから避難生活が始まります。避難所生活については11月13日講座「体験 避難所生活」で学びます。今回は川路を会場に防災ウォーキングをしましたが、それぞれのお住いの地域で同じようなウォーキングをして防災意識を高めてください。