日時 令和元年5月25日(土) 9:00~16:00
講師 村松 武さん(飯田市美術博物館)ほか
参加人数 15名

南アルプス「ジオパーク」・「エコパーク」の
南信濃エリア:遠山川周辺を見にいきました。
複雑な地質、急な地形、雨量の多さは
美しい景観や多様な自然をつくりだしますが
同時に土砂災害などの災害も起こします。
大地の営みを感じる見どころとともに、
ここで生きるための防災対策も見学しました。

最初に見たのは「中郷流宮岩」。2億年前の大きな岩石。曲がりくねった模様は岩石が地球の力で押し曲げられたためです。太古から続く大地の営みを知りました。

かつての遠山森林鉄道もジオパークの見どころの一つです。地元のみなさんの精力的な活動によって、敷地内を走行できるよう復元されています。

埋没樹が見られる遠山川へ移動してきました。1300年前の奈良時代に埋まったヒノキの木が、今こうして姿を現しました。過去の大災害のことを現代に伝えているようです。さわって実感。

埋没樹の展示標本も事前に見学していましたが、木の大きさに圧倒されました。平成29年12月に飯田市の天然記念物になりました。過去の大災害の大事な証拠です。

みなさん岩石も大好き。遠山川の河原の石をひろって、先生に種類を聞いています。地質が複雑なので岩石の種類も様々。特にチャートの「赤い石」が特徴的ですね。

昼休み中、河川公園で子どもたちが作業を始めました、これは体験メニューにはない活動ですが、先週の外来種退治に参加した子どもたちが自主的にオオキンケイギクを抜き取っています。すばらしい!

午後は、建設中の大きな砂防ダムも見にいきました。このダムは2016年の講座でも見学したツベタ沢砂防堰堤です。あの時は基礎を工事していましたが、今はこの姿。もうじき完成です。

この地域の崩れやすい地質・地形や雨の多い特徴は土砂災害も起こしやすいのです。この遠山郷の自然とともに暮らすために不可欠な防災対策も知ってもらいました。

飯田市天然記念物の「遠山川の埋没林と埋没樹」とともに。約1300年前の地震で左上のとがった山が大きく崩れて遠山川がせき止められ、この大木が川底に埋まりました。