日時 | 平成28年11月12日(土)9:00~11:00 |
講師 | かわらんべスタッフ |
参加人数 | 16名 |
昨年発足した飯田市内の教育系・体験系6団体による「たねの会」が、共通テーマのイベント「南信州サイエンスクエスト」を開催しています。
昨年に引き続き「タネ」が共通テーマで、かわらんべではくっつくタネのヒミツを調べました。
ひっつき虫やドロボー草などと呼ばれ、みんなから嫌がられる存在ですが、いろんな種類があって、くっつき方も様々で、興味深いことがたくさんあります。
かわらんべの正面でバッタなどの虫をとりながら草原を歩いていると、いました「ひっつき虫」。
足や虫とり網にくっついて離れません。ケースに入れて持ち帰って、じっくり観察してみます。
まずは目で見て、虫メガネや顕微鏡で拡大して、衣服にくっつく訳を探します。
顕微鏡で見ると、ひっつき虫の毛の表面には「カギ爪」や逆向きのトゲの「返し」があって、これがくっつく原因であることがわかりました。
この仕組みは、あの便利なマジックテープに応用され、私たちの生活にも役立っていることを知ると、自然や生き物から学ぶことの大切さを痛感します。
さいごに的当て遊びを楽しみ、迷惑と思っていた生き物とも仲良くなれました。

水辺の楽校でひっつき虫と本物の虫さがし

バッタがとれて、ひっつき虫もたくさん付きました

まずは目で見て、虫メガネで少し大きくして観察

顕微鏡で拡大するとトゲや毛の構造が明確に

スケッチの中に種の特徴がうまく表現されています

種がくっつくヒミツがわかりました

くっつく特徴を利用して的当てゲームも楽しみました