日時 平成29年2月18日(土)8:45~16:20
講師 【午前】天竜川上流河川事務所伊那出張所・池田建設(建設業者)
【午後】天竜川ダム統合管理事務所
参加人数 31名

冬にしか見られない河川工事と、
完成したばかりの小渋ダム土砂バイパストンネルを見学しました。

午前中は遠出して伊那市三峰川での河川工事現場に行きました。

川底深く掘り込まれた工事現場は見た目以上に広く、
堤防を強くする工事の必要性やその方法、この現場で実施されている
「アイ-コンストラクション」という新しい生産性向上の取り組みについて聞きました。

参加者お待ちかねの体験コーナーでは、クイズ、パステル描き、操作、作業など、
子供たちも手や体を動かして河川工事の一部を知ることができ、
思い出に残る体験となったようです。

感想を聞くと、子供たちは「ショベルカーの操縦が楽しかった」が多かったですが、
生コンやドローンにも関心が集まりました。

大人の方も「子供も興味深く聞いていました」
「クイズや体験で楽しくわかりやすかった」
と様々な体験が好評でした。

中川村で短い昼食をとって、午後は小渋ダムへ向かいました。

ちょうど6年前の講座で土砂バイパストンネルの工事の様子を見学し
「完成したら見に来る」と当時約束しましたが、そのトンネルが今年度完成し、
完成見学の実現とあわせてダム堤体内部や操作室など普段は立ち入り禁止の場所を巡る
「ダム探検」も体験させてもらいました。

ダム堤体内部を探検しながら管理の様子を聞くと、ダムはまるで生き物のように感じ、
半世紀ほど前に造られたダムですが建設技術の高さにみな驚きました。

さいごに探検した土砂バイパストンネルは、
こぶし大の石まで流す日本で唯一の土砂トンネルで
「大きさや仕組みが解ったと」参加者も納得した様子でした。

「探検」らしく、暗い穴・細い階段・高所、
吹き抜けなどが揃っていてスリル満点で、
子供の一部が「ちょっと怖かった」と感じるほどでしたが、
「めったにない体験だった」とか「ダムのしくみや必要性がわかった」と、
体験効果は大きかったようです。

二箇所の見学を終え、ほとんどの参加者が「楽しかった・また参加したい」と感想を述べていました。

午前中は北風の吹く寒い天候でしたが、
この寒さの中で工事のみなさんは毎日作業しています。

そんなことへの理解も深まったのでしょう、
ブロックには工事の安全や洪水に負けない護岸を願うメッセージも描き込まれていました。

■河川工事見学(平成28年度三峰川貝沼護岸工事)

河川工事の方法や先進技術ICTを学ぶ

工事現場探検の開始です

河川工事現場は見た目以上に広く深い

クイズ:ブロックの重さは何トン?

ブロックへのメッセージ描きが楽しそう

子供も大人もバックフォー操作体験に夢中

 

緊張の面持ち でも「楽しかった!」

生コンでブロック作りも順番待ち

上空の測量用ドローンから記念撮影

■小渋ダム(土砂バイパストンネル他)

この高さとアーチが美しい

堤体伝いに降りる階段に若干足が竦む

見上げれば迫って来そうでゾクゾクする

薄暗いダムの中を探検 でも中は暖か

ダムの健康を維持する大事な作業を知りました

管理棟からの眺めも絶景 でも少し怖そう

いよいよ全長約4kmの土砂バイパストンネルへ下流側から入ります

終点のゲート 洪水時にこれを開いて小渋川の水と砂をトンネルで流します

9月に試験運用し計画どおりに土砂を流すことができたようです

伊那谷の防災施設に理解が深まった一日でした