日時 平成26年 11月15日(土)9:00~15:00
講師 天竜川上流河川事務所、伊藤 修(中川村歴史民俗資料館)、かわらんべスタッフ
参加人数 21名

「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト」で選定された「伊那谷遺産」はもうご存じですね。
かわらんべでも昨年から講座に取り入れ、
これまでに三峰川流域(伊那市)、小渋川流域(大鹿村)を紹介してきました。

今回は駒ヶ根・飯島・中川の伊那谷遺産を巡り、
中央アルプスの美しくも厳しい自然と、その自然に暮らすための土木の工夫を、
今に伝わる遺構や現代の砂防事業とともに紹介するツアーを開催しました。

砂防情報センターをスタートし、
駒ヶ根高原砂防フィールドミュージアムを巡りながら、
雪雲に覆われた千畳敷カール、太田切川の井筋、切石(七名石)までのウォーキングののち、
田切地形、千人塚を経て与田切川の奥地に向かいました。

飯島第五砂防堰堤では初冬の渓谷を楽しみ、堆砂敷から見える第六砂防堰堤と荒れ川の姿から、
源頭に百間ナギを控えたこの流域での砂防事業の必要性を実感しました。

昼食のころには雪を頂く中央アルプスの稜線が姿を現し、
同時に冠雪の南アルプスの眺めも楽しみました。

Ωカーブ、隅の木の碑を経て、里の秋が最盛期の坂戸橋で記念撮影しました。

理兵衛堤防とお志茂の水除けでは、
堤防の発掘に関わった中川村歴史民俗資料館学芸員の伊藤さんから詳細に解説いただき、
先人の優れた土木技術と治水への情熱に感嘆しました。

駆け足で回ったツアーでしたが、
みなさんそれぞれに初冬の自然と伊那谷遺産を楽しんでいただけたようです。

 

駒ヶ根高原のこまくさ橋を渡りツアーの出発

氷河と土石流が運んだ「切石」では登って大きさを実感

千人塚からの百間ナギを眺めるも、稜線には雪雲が

飯島第五砂防堰堤の「カモシカ展望台」

足が竦むが、展望台から下流の眺めは絶景

与田切渓谷の河原で砂防の必要性を実感

坂戸橋と里の紅葉と参加者のみなさん

お世話になった中川村歴史民俗資料館:伊藤学芸員

理兵衛堤防と木樋の土木技術に驚く

お志茂の水除けも独特の技術